オエオニエラ・ポリスタキス
体全体はちょっと不思議な姿、花は白い輝きを放つ
魅惑的な芳香を放つ蘭、オエオニエラ・ポリスタキス。
ラン科オエオニエラ属 Oeoniella polystachys
マダガスカル島等の沿岸部に自生する樹木に着生する蘭です。
オエオニエラ・ポリスタキス…と少し言いづらい名前ですが、
「polystachys」というのは「たくさんの穂をつけた」という意味。
その名の通り、穂のように花茎を出し、総状花序の白い花をつけます。
花茎の緑に白い花の並びが美しい。
花は甘く良い香りを放ち、鼻を近づけて嗅がずとも香りが届きます。
正面からはこんな顔。
丸い花弁の後ろから細い花弁が広がります。
その姿はなんともユニークで美しい。
以前の写真ですが、外光だと随分印象が変わりますね。
色や形に爽やかさを感じます。
横顔は少しカールしていてこれはこれで可愛らしいですね。
お昼でも良い香りはしますが、オエオニエラ・ポリスタキスは夜香性の蘭。
日が落ちて辺りが暗くなってくる頃から、香りが増します。
誰もいない夜の研究室。
オエオニエラ・ポリスタキスの甘い香りが漂っているのでしょうか。