LadyOrchid の研究室から

植物の声が聞こえる森の魔女「レディー・オーキッド」の毎日

リカステ・アロマチカ

鼻をくすぐる甘い香りを辺りに放つ

可愛らしい黄色い花、リカステ・アロマチカ。

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リカステ・アロマチカ

ラン科リカステ属 Lycaste aromatica

グアテマラやメキシコなどの中央アメリカ原産の原種の蘭です。

「aromatica」は「香りのある」という意味で、

香りが強く、シナモンのような甘い香りを放っています。

 

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花は蝋質で黄緑~濃黄色。

正確には、大きく広げている黄緑がかった3枚は萼片で、

中央の小さな濃黄色の部分が花弁です。

蝋質なので、薄っすら透けているところが可愛らしさのひとつ。

 

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横から見ると、花弁の部分が飛び出して見えます。

3枚の萼片の先についている雫は、露ではなく蜜。

この蜜で虫たちを引き寄せているのでしょうか。

 

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 こちらは花茎が出て、少し伸びてきた頃。

この頃から既に蜜がついています。

バルブの先に古い葉もついていますが、その足元に新しい葉も一緒に出てきています。

 

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もう少し伸びてきた頃です。

蕾がしっかりとし、この頃には古い葉も取れています。

蕾がだんだん膨らんできたな…と思っているうちに、

突然咲いていたりして、驚かせてくれます。

 

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花茎が細く伸び出てきますが、

その細さのわりには大きな花が花茎の先にひとつずつつきます。

なんだかみょんみょん揺れていて面白い。

 

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こちらを向いていると一斉に歌いだしそうですね。

 

花はそろそろ終わりに向かっています。

これから、葉が大きくなり、新しいバルブができていきます。

ぜひ花が咲いているうちに、会いにいらしてくださいね。

アロマチカも、甘い香りを漂わせながらお待ちしております。