エピデンドラム・ポーパックス
窓辺におとなしく、でも生き生きと輝いている蘭。
ラン科エピデンドラム属 Epidendrum porpax alba
寒さにも暑さにも比較的強いですが、
強すぎる日光は好まず、明るい半日陰程度の明るさを好みます。
春前から、暖かい時期はニョキニョキと葉を伸ばします。
そんな丈夫で育てやすいポーパックス。
現在は上の写真のように、明るい黄緑色の葉がわさわさと茂っていますが、
研究室に来た去年の6月はこのような感じでした。
やや落ち着いた黄緑色で、葉っぱはあまり茂っておらず…。
研究室で育てているうちに、葉を増やし、最初の写真のような具合に。
植物の生長を見ていると、本当にたくましいなあと感心させられます。
エピデンドラム・ポーパックスの葉は美しささえ感じるような
少しマットな肌触りの、小さめで厚みのある葉です。
ちなみにこちらはエピデンドラム・ポーパックス アルバ。
アルバというのは、「アルビノ」の語源であるラテン語で、「白い」という意味。
こちらはアルバ個体なので、白い花を咲かせるということですね。
通常のポーパックスは赤っぽいリップを持っています。
(リップ(唇弁)というのは蘭の花特有の花びら、
わかりやすいものだと真ん中あたりにぴろっと1枚出ている花弁です)
研究室にいるポーパックスはまだ花を見せてくれたことがありません。
開花期はだいたい秋~初冬なので、今季もお預けにされてしまったようです。
また秋頃を楽しみに待ちましょう…。
葉は元気に。今も真ん中から新芽をどんどん出しています。