明るく照らすオレンジ色
雨や薄暗い日が続きますね。
レディー・オーキッドの研究室の窓に、辺りを照らすような蘭の花が咲いています。
ビフレナリア・オーレオフルバ(Bifrenaria aureofluva)。
ブラジルの原種の蘭です。
爽やかな葉姿に、明るいオレンジ色が素敵です。
花は全開せず、少し俯きかげん。
香りはほとんどしませんが、その色で周囲を明るく彩ります。
本来花期は秋~冬のようで、今年は少し季節外れかもしれません。
7月のわりに涼しいので、間違えてしまったのかもしれませんね。
つやつやとしたオレンジ色は、横から見ると少しすぼんで、楽器のよう。
キリッと通ったラインは見ていて心地の良いものですね。
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まだまだ雨の日は続きそう。
みなさま体調にはくれぐれもお気をつけくださいね。
ココナッツの香り
いよいよ梅雨の到来、曇り空や雨の降る日が続きますね。
Lady Orchid Laboratoryでは花開いた蘭が良い香りを放っています。
赤く色づいた花がなんとも目を引くのは
マキシラリア・テヌイフォリア(Maxillaria tenuifolia)。
夏咲きで高温、光を好む蘭です。
葉は細長く、バルブは積み上がるようにぽこぽこと出てきます。
花はよく見ると黄色地に、赤い斑点で覆われています。
一見毒々しくも思える花姿ですが、
バニラやココナッツのような、甘くとても良い香りを放っています。
一昨年は花を咲かせたものの、昨年は少し弱ってしまっていました。
しかしそれにも負けず、段々と回復し、また花を見せ、
素敵な香りで研究室を満たしてくているのです。